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オンツツジ(ツツジ科)

落葉性のツツジで葉が展開する前に開花します。アゲハチョウの仲間がよく訪花します。(撮影:第一ロッジ付近)

トサノアオイ
(ウマノスズクサ科)

室戸半島の固有種で山林の日陰にひっそりと生育しています。地表すれすれに半ば落ち葉に埋もれて花が咲き、小さなハエなどが訪花します。分布の限られた貴重な存在であり、保護をしています。(撮影:栗園)

ハイノキ(ハイノキ科)

常緑の樹木。燃やした灰を染物に使用したのでこう呼ばれます。(撮影:第一ロッジ付近)

ジロボウエンゴサク
(ケシ科) 

早春の明るい雑木林で咲く姿が見られます。初冬の頃から芽を出し早春に開花、初夏の頃には落葉してしまうスプリングエフェメラル(春のはかない命の植物)と呼ばれる早春型植物です。(撮影:草スキー場付近)

ユキモチソウ(サトイモ科)

日陰に生え、地下に球根があります。雌雄異株で雌株には秋に赤い実がなります。かぶれることがあるため、触らないように観察しましょう。(撮影:茶園付近)

モチツツジ(ツツジ科)

若い枝やがくに粘液を分泌し、さわると粘り気があります。花の中央に赤い斑点があり、訪花する昆虫を誘っています。(撮影:第一ロッジ付近)

ヤブレガサモドキ(キク科)  

明るい林縁などに生育し、高知県の保護上重要な動植物に指定されています。現在国内で知られている生息地はわずか数ヶ所しかなく、絶滅を避けるため保護整備をしています。春の芽出しは破れた傘をすぼめたような姿です。(撮影:渡り廊下付近)

ナンゴクウラシマソウ
(サトイモ科)

林内の日陰に生え、地面近くに咲いた花から長く伸びた付属体が浦島太郎の釣り竿のようです。(撮影:野炊棟付近)

ハガバノモミジイチゴ   (バラ科)

日当たりのよい道端に生え、全体に刺があります。花はサクラ類のように下を向いて咲き、花弁がちょうど傘のようになって雨から雄しべや花の内側を守っています。初夏の頃に橙色の実が熟れ、野生のキイチゴでは最も味が良いと言われています。(撮影:工作棟付近)

シュンラン(ラン科)

道端の日陰で見られます。その名のとおり、春を告げる最も身近な野生ランです。(撮影:第一ロッジ方面)

ヒメハギ(ヒメハギ科)

日当たりのよい道端で地面に伏せるように生育しています。小さな存在ながら、春の日を浴びて咲く赤紫の花はカトレアのような形をしてます。(撮影:第一ロッジ方面)

キンラン(ラン科)

雑木林や道端の明るい日陰に生育し、地中に居る特定の菌類への依存性が強い植物と言われています。輝くような鮮黄色の花が咲くので、金蘭と呼ばれます。(撮影:第一ロッジ方面)

キブシ(キブシ科)

アセビとともに早春に咲かせます。実から黒い染料が採れます。(撮影:茶園付近)

イボタノキ(モクセイ科)

明るい林縁に生える落葉低木で、花には甘酸っぱい強い香りがあります。所内ではこれを食樹とするゼフィルス(西風の妖精)と呼ばれる蝶の一種、ウラゴマダラシジミの黒化型が生息し、貴重な存在となっています。(撮影:調整池付近)

アセビ(ツツジ科)

 早春のまだ肌寒い頃から咲き始めます。毒があるため、馬が食べると酔ったようになるので「馬酔木」と書いてアセビと呼ばれます。(撮影:展示棟付近)
ヤマモモ(ヤマモモ科)

ヤマモモ(ヤマモモ科)

【自生・植栽】
3月から4月にかけて開花。6月から7月にかけて収穫期となる。
名称は食べられる果実(山のモモ)がなることから由来している。
アジサイ(アジサイ科)

アジサイ(アジサイ科)

【植栽】
6月から7月にかけて開花。梅雨を彩る花木として親しまれている。(撮影:所内道路横)
ヤマザクラ(バラ科)、ソメイヨシノ(バラ科)、ムロトザクラ(バラ科)

ヤマザクラ(バラ科)、ソメイヨシノ(バラ科)、ムロトザクラ(バラ科)

【自生・植栽】
3月下旬から4月半ばの開花が多い。「桜」と「梅」は見た目が似ているため間違えやすい。花柄が長いものが「桜」で、枝にくっついているものは「梅」。
スミレ(スミレ科)

スミレ(スミレ科)

3月から4月にかけて開花。道ばたや草かげに花を咲かします。(撮影:展示棟)

タチツボスミレ(スミレ科)

日当たりの良い林縁や道路沿いなどに生育します。最もよく見られるスミレです。(撮影:展示棟付近)

ニオイタチツボスミレ
(スミレ科)

明るい雑木林に生育します。花はタチツボスミレより大きく、微かに芳香があります。(撮影:展示棟付近)

シハイスミレ(スミレ科)

林内などの日陰に生える小さなスミレです。葉の背(裏側)が紫色を帯びるため、紫背スミレと呼ばれます。(撮影:所内山道)

センニンソウ
(キンポウゲ科)

日当たりのよい林縁などに生えます。つる性の植物で、真っ白な十字形の花を一面に咲かせよい香りがします。美しい花ですが、樹液が肌に付くと炎症を起こすことがあるので注意しましょう。(撮影:駐車場付近)

オトコエシ(オミナエシ科)

日当たりのよい道端で見られます。黄色い花が咲く秋の七草のオミナエシと比べて姿が力強く、晩夏から咲き始めます。(撮影:渡り廊下付近)
ネジバナ(ラン科)

ネジバナ(ラン科)

【自生】
6月から開花。名称は花茎の周りをらせん状に花が並んで咲くことから由来している。

リンドウ(リンドウ科)

日当たりのよい道端などで他の草に寄りかかるように生育しています。濃い青紫の花は晴れた日にしか開かず、雨の日は水滴から雄しべなど花の内部を守るため閉じています。 (撮影:展示棟付近)

ヤマジノギク(キク科)

日当たりのよい道端で見られます。二年草で晩秋の頃に薄紫の美花を咲かせます。個体数が減り、貴重なものになりつつあります。(撮影:第一ロッジ方面)

サワヒヨドリ(キク科)

道端などの明るい所で見られます。旅をする蝶として有名なアサギマダラの重要な蜜源となっています。(撮影:星を見る丘付近)

ツワブキ(キク科)

日当たりのよい道路沿いなどに生育しています。山菜として利用されますが、本来毒があるため動物には食べられません。調理であく抜きをすることで毒もいっしょに除かれています。(撮影:本館付近)

コシオガマ(ハマウツボ科)

明るい草むらのような所で見られます。他の植物の根に寄生して生育します。(撮影:展示棟付近)

ヤマハギ(マメ科)

日当たりのよい道端に生育する落葉低木。萩の仲間では最も普通に見られる種類です。(撮影:渡り廊下付近)

シバハギ(マメ科)

日当たりのよい道端に生育します。茎は地面近くを這うように伸び、紅紫色の花が咲きます。かつてこの植物を食草とする珍しい蝶、タイワンツバメシジミが多産しましたが今は見られなくなりました。(撮影:第一ロッジ方面)

センブリ(リンドウ科)

胃を丈夫にする薬草として知られ、少し日陰になる道端などに生える二年草です。清楚な白い星形の花は晴れた日によく開きます。(撮影:くろしお棟付近)
キンモクセイ(モクセイ科)

キンモクセイ(モクセイ科)

【植栽】
9月中旬から10月下旬にかけて開花。中国原産の花木として有名である。強い香りが特徴。花は小さくつつましい様子。

マンリョウ(ヤブコウジ科)

森林の日陰に生える常緑低木。葉の下に赤い実をたくさん付け、白い実の変異個体も見られます。(撮影:展示棟付近)

タイキンギク(キク科)

日当たりのよい道端に生育する亜熱帯系の植物ですが、温暖化のせいか少しずつ分布を北上させています。良く育つと大株になり、他の花が少ない冬に黄色い花を一面に咲かせる様子がとても美しいので「大金菊」と呼ばれます。(撮影:正面広場付近)

クロガネモチ(モチノキ科)

常緑の高木。木全体が真っ赤に見えるほどたくさんの実を付けます。(撮影:中庭付近)

ヤブツバキ(ツバキ科)

冬から早春にかけて次々と花を咲かせ、よくメジロが蜜を吸いにやって来ます。(撮影:ミニサイクリング場付近)

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